蟹江城は永享年間(1429~41)に北条時任が築城したとされる。天正12年(1584)には小牧・長久手の戦いの一部として激しい戦いがあり、蟹江合戦として知られている。当時の城主は織田方の佐久間信栄(正勝)だったが、その留守を預かった前田長定が秀吉に内応、九鬼水軍を伴い滝川一益が入城。しかし城内の鈴木重安・重治らの抵抗もあり、家康・信雄軍が猛反撃して勝利した。この時、酒井忠次、石川数正、井伊直政、榊原康政、服部半蔵らも家康の陣営で戦ったとされている。城は翌年の地震により壊滅して廃城となり、現在は石碑と本丸井戸のみが残る。
尾張エリア
住所 |
〒497-0040 愛知県海部郡蟹江町城一丁目112番地
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電話番号 | 0567-95-3812(蟹江町歴史民俗資料館) |